ドラマ『未解決の女』最終回ネタバレ感想&総括。撃たれた矢代の運命は?

未解決の女

『未解決の女-警視庁文書捜査官-』波瑠主演!大森美香脚本!

 

テレビ朝日の木曜21時枠で放送中の『未解決の女』についてレビューしていきます。

 

『未解決の女-警視庁文書捜査官-』あらすじ

 

木曜ドラマ『未解決の女-警視庁文書捜査官-』

無鉄砲な熱血捜査で負傷し、昏睡状態から目覚めた警視庁捜査一課強行班係の刑事・矢代朋は復帰早々、異動を命じられる。異動先は薄暗い地下にある窓際部署――「特命捜査対策室」第6係。未解決事件の文書捜査を担当する「文書解読係」だった!朋は戸惑いながらも、文書解読のエキスパートと呼ばれる不愛想な先輩刑事・鳴海理沙らとともに、新部署で働き始めることに。だが、その業務内容の実態は、単なる捜査資料の“倉庫番”にすぎず…。

 

原作は、麻見和史の『警視庁文書捜査官シリーズ』

 

原作は、2006年『ヴェサリウスの柩』で東京創元社主催の第16回鮎川哲也賞を受賞後、警察小説の名手として注目を集める人気ミステリ作家、麻見和史の『警視庁文書捜査官シリーズ』。

 

脚本を手掛けるのは、大森美香

 

代表作に『朝がきた』『マイ☆ボス マイ☆ヒーロー』『カバチタレ』『ランチの女王』があります。

特に2015年下半期朝の連続テレビ小説『朝がきた』は、放送期間平均視聴率23.5%を記録し、内容面でも近年の朝ドラでは最高の評価を受けるなど多数の人気作品を生み出す実力派の脚本家として有名です。

 

大森脚本の特徴

大森美香は女性が主役の物語を描くことが多いです。『カバチタレ』『ランチの女王』『不機嫌なジーン』などいずれもドラマを通して時代に即した女性像の再構築にチャレンジしています。

その集大成が『朝がきた』だと個人的には思います。

その大森美香が『朝がきた』の主演波瑠との再タッグを組んだ本作『未解決の女』は、放送前から話題を呼びました。

 

感想&まとめ(以下、ネタバレを含みます)

 

全8話という短さが欠点

 

エピソードごとのストーリーのまとめ方はさすがだなと思いましたが、1つの連続ドラマという観点で考えると、ややパワー不足ではあった感は否めません。

元々、テレ朝の木曜ドラマ枠は他局の連続ドラマ枠と比較しても話数が少なく、本作も全8話しかありません。

特に本作のような、1話完結という基本構成を持つ形式のドラマは必然的にストーリーが薄くなりがちです。

こうした要因からか、『未解決の女』はどうしても単話ごとのエピソード消化に終始してしまったきらいがあり、全話を通しての軸が欠けていたように感じます。

 

また、主要キャラクターの背景についても特に描かれなかったため、ドラマの最後までキャラクターに対して感情移入しづらかったです。

脇を固める役者陣も非常に豪華で、キャラクター設定もとても魅力だったように思いますが、これも尺の都合なのかあまり掘り下げられることはありませんでした。

上記理由から、ドラマを通じての盛り上がりに欠け、最後までカタルシスを得るに至らなかったです。

 

「文書捜査」という切り口

 

「文書捜査」という切り口自体は面白かったものの、本作最大のその特徴を充分に活かし切れていなかった点も残念なポイントです。

物語中、ところどころ鳴海の文書解読理論が披露され、それを根拠(本人はあくまで空想と言うが)として捜査が進み、犯人解決の糸口となっていく。

ですが、毎回毎回この鳴海理論は唐突に現れるものだから、どうしても納得する前に置いていかれてまいます。こちらが推理の過程を消化しきる前に、事件は解決してしまいます。

こうした題材や特徴(本作で言えば「文字に隠された秘密を読み解く」という要素)は物語の中でテーマやメッセージと結びつき、いかに有機的に作用していくかという点も見所であるが、本作ではあくまで単なる推理のための装置としてしか機能しなかった。

 

波瑠と大森美香の『朝がきた』タッグ!ということでかなり意気込んで視聴したが、少々物足りなかった感は否めません。

 

次回作に期待します!!